抵抗に関する連立方程式を解く必要がある。そこで,「キルヒホッフの法則」を説明する前に,ここ では数学的な準備として,未知数が二つの2 元連立1 次方程式と変数が三つの3 元連立1 次方程式に ついて,クラーメルの公式による解法を説明する。 1連立方程式を行列を使って解くことを考えましょう。最初は、未知数が2個の場合 を考えます。以下に、連立方程式を示しました。 上の行列方程式を解いてみます。まず、左から両辺に逆行列をかけます。 ここで、逆行列は以下のように計算されます。組み合わせた, どの方程式も成り立たせるような文字の値の組が連立方程式の解となる。 中学で扱うのは上記のような2元1次方程式の連立方程式である。 2元1次方程式は1つでは解が無数にあったが,連立方程式になると (特殊な場合を除いて)解は1組である。
第4回講義 基礎数学 数学入門
